◎点検・調査

管渠パトロール

管渠パトロールをすることにより、清掃・点検・調査の必要性を判断し、異常箇所を早期に発見することができます。
下水道の管理者は下水道法の改訂により、5年に1度の点検等の実施が義務付けられており、管路施設維持管理の基本とも言えます。

管口TVカメラ調査

作業員がマンホール内に直接入らず、地上からロッドの先に取り付けたビデオカメラをマンホール内に挿入し、管渠内の状況を確認しながらズーム撮影します。
撮影可能(ビデオカメラ映像で状況が判別できる)範囲が10m程度と限られている為、主に細部の調査が必要な箇所を絞り込む為に実施します。
マンホール内に作業員が入ることがない為、地震災害発生時の初動調査に有用です。
報告書の作成も行っております。

本管TVカメラ調査

小口径(φ150mm)から大口径(φ2000mm)に至るまで、管渠内に自走式TVカメラ(首振り式・展開式)を挿入し、直視状態で管内を走行させ連続的に撮影しながら、状況を判断していきます。
異常と思われる箇所においては側視撮影を行い、必要に応じてスケール測定をして異常の状況を判定することができます。
調査・補修履歴は全てデータベース管理を行います。報告書は各自治体の書式に対応いたします。
また調査にあたっての図面作成等も行います。
下水道の他、工業用水、農業用水などの調査も行います。

本管TV カメラ調査・広角展開カメラ

管渠内に自走式 TV カメラ(広角展開式)を挿入し、直視状態で管内を走行させ連続的に撮影しながら、状況を判断していきます。
直視映像だけで管壁の状況を確認し映像・画像・展開図にすることが可能です。首振り式とは違い下水道管 1 スパンの調査時間の短縮が出来ます。
調査・補修履歴は全てデータベース管理を行います。報告書は各自治体の書式に対応いたします。
また調査にあたっての図面作成等も行います。

取付管TVカメラ調査

宅地内の公共桝から、下水道本管の接続部までの取付管などに押し込み式TVカメラを挿入し、直視状態のみで連続的に撮影しながら状況を判断していきます。曲りくねった管にも対応できる為、宅内配管の調査、点検も行えます。

潜行目視調査

大口径(φ800mm以上)の管内調査においては、TVカメラ調査の他に作業員が管内を進み目視で調査を実施することもあります。流され防止対策や、酸素欠乏症等に対する安全管理を行ない調査を行います。目視で異状を判定する外、コンクリート管の劣化診断としてシュミットハンマーによる圧縮強度試験やフェノールフタレイン溶液を用いた、中性化深度測定も行います。

その他・未来に向けた取り組み

下水道マンホール内の自動撮影及び図化処理システムの開発
(特許申請中)
既存の写真測量及びレーザー測量の技術を応用することにより、マンホール内の点検・調査を効率的かつ安全・的確に行うための開発。この技術により地上からマンホール内部の状況を詳細に確認・記録でき、今まで危険で入ることが出来なかったマンホール内の調査も可能となるため、調査作業事故の撲滅に寄与できると考えている。
(中小企業・小規模事業者ものづくり・商事・サービス革新事業に係る補助事業)

TOP