◎補修

部分補修工事(EPR工法)

EPR工法は、ガラス繊維マットに常温下で硬化する樹脂を浸み込ませ、管の内面に貼り付けて漏水や浸入水に伴う管の破損部分や、継ぎ目の開いた箇所、取付管接合部などを部分的に補修するものです。
各家庭の下水の使用を制限することなく施工することが可能です。

管渠更生工事(EX・ダンビー工法)

管渠全体に破損、クラック、腐食等が発生していて「耐荷力」、「耐久性」が低下している場合、スパン単位で修復を行います。
修復後、更生材だけで耐荷能力を期待できるものと、既設管と一体化して耐荷能力を満たすものがあります。
主に小中口径管の更生を行うEX工法と、大口径で円形管から矩形管まで様々な形状に対応するダンビー工法を当社は行っています。
EX工法では硬質塩化ビニル樹脂性のパイプを温めて軟化させ、既設管に引き込んだ後、パイプ内に蒸気圧をかけて膨らませ、既設管の内面に密着した状態で内面の圧力を保持したまま冷却し固めることで更生管を形成します。
ダンビー工法では硬質塩化ビニル製の帯状の板を既設管の内側にらせん状に密着させていき、帯板同士を接合用の部材を嵌め込んで接ぎ合わせていき、更生管を製管します。既設管との隙間に高強度の充填剤を注入し、複合管を形成します。

マンホール内補修工事(JER工法)

下水道管路施設では硫化水素、硫酸を代表とする腐食性物質が多く存在します。
マンホールもその多くがコンクリートで形造られており、年を経るにつれ、浸食され耐荷力が低下します。マンホールの更生は既設マンホールのコンクリート面に耐食性の高い成形品を貼り付けコンクリートを被覆するものです。
JER-ジックボード工法は高耐久性ビニルエステル樹脂FRP板を、接着剤として耐硫酸性無機質系グラウトを用い既設コンクリート面に貼り付け、防食被覆層を形成します。
これはマンホールのみならず、下水道関連施設等において幅広く適用可能な工法です。

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